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青春のジョーカー  奥田亜希子   



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2018年3月発行 集英社 256p

【内容情報】(出版社より)

カースト最底辺のグループに所属している中学三年生の基哉。背は180cmと高いが顔は中の下。ある日、大学デビューを果たした兄が、サークル主催のBBQに基哉を誘う。一夏の経験が彼を成長させる。

【感想】

   最初のころは中3男子とその兄(大学生)の痛々しさに
   読むのがつらかったけれど、
   だんだん霧が晴れてくるようだった。

   性にとらわれ何事にもびくついていた男子が、
   自身を確立していく様にとてもひきつけられた。

   途中でなげださなくてよかった。

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リバース&リバース  奥田亜希子  ☆  



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2017年11月発行 新潮社 240p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ティーン誌の編集者の禄は読者からのお悩み相談ページを担当しているが、かつての投稿者との間にトラブルを抱えていた。一方、地方に暮らす中学生の郁美はその雑誌の愛読者。東京からの転校生が現れたことで、親友との関係が変わり始めてしまう。出会うはずのない二人の人生が交差する時、明かされる意外な真実とはー。

【感想】

   奥田さんは期待を裏切らないな~。
   これもよかった!

   ティーン雑誌で読者の悩み相談室を担当している編集者のパートと、
   地方でその雑誌を愛読している中学生のパート。

   どちらも心の揺れを丁寧に繊細に描いていて、
   それぞれでどきどきさせられるのに、
   さらに、終盤はこうなるのか!といううれしい驚きが。

   「手紙」の持つ力を改めて感じることもできた。

   いくつかはさまれている悩み相談室の実例も
   すごくよかった。

   したり、されたり。
   人はどちらかに居続けることはできないのだ。

左目に映る星  奥田亜希子   



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左目に映る星 [ 奥田亜希子 ]
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2014年2月発行 集英社 168p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

小学5年生の時に出会った奇跡のような存在の少年・吉住を忘れられないまま大人になり、他者に恋愛感情を持てなくなった26歳の早季子。恋愛未経験で童貞、超がつくほどのオタクで、人生をアイドル・リリコに捧げる宮内。どうしようもない星たちを繋げるのは、片目を閉じる癖、お互いが抱える虚像。第37回すばる文学賞受賞作。

【感想】

   奥田さんのデビュー作にして
   第37回すばる文学賞受賞作。

   ある女性が小学生の時に一人の少年を好きになる瞬間。
   その後、少年を神格化しすぎて
   他の男性とちゃんと交際できなくなった日々。
   アイドルにはまっている男性と知り合ってからの変化。

   風変わりな雰囲気だけど
   これも好き。

透明人間は204号室の夢を見る  奥田亜希子  ☆   



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2015年5月発行 集英社 183p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

孤独にも、いろいろ種類がある。「世間からずれている」と言われた多くの人へ。地味で冴えない女性作家の、グレーな青春小説。

【感想】

   デビュー作以来書けなくなり
   他人と関わることが苦手な若手女性作家が、
   自分の本を買おうとした青年のストーカーを始め、
   家では全裸で過ごすようになり…と書くと、
   気持ち悪い感じだけど、
   とてもよかった。

   清潔で愛おしい。
   好きだ。

五つ星をつけてよ  奥田亜希子  ☆   



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五つ星をつけてよ [ 奥田 亜希子 ]
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2016年10月発行 新潮社 224p

【内容情報】(出版社より)

既読スルーなんて、友達じゃないと思ってた。ディスプレイに輝く口コミの星に「いいね!」の親指。その光をたよりに、私は服や家電を、そして人を選ぶ。だけど誰かの意見で何でも決めてしまって、本当に大丈夫なんだろうか……? ブログ、SNS、写真共有サイト。手のひらサイズのインターネットで知らず知らずに伸び縮みする、心と心の距離に翻弄される人々を活写した連作集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

キャンディ・イン・ポケット/ジャムの果て/空に根ざして/五つ星をつけてよ/ウォーター・アンダー・ザ・ブリッジ/君に落ちる彗星

【感想】

   ラインやブログ、インスタに口コミサイト、ツイッターにFB。

   リアルじゃないものに寄りかかっている人たちを描く短編集。

   すごくよかった。

   それはその人を救ったり蝕んだり。
   そこにある親しさはほんものなのか。

   描かれる揺れ動く心がとても好み。

   「キャンディ・イン・ポケット」がいちばんいいかな。