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吸血鬼  佐藤亜紀   



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吸血鬼 [ 佐藤亜紀 ]
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2016年1月発行 講談社 283p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

独立蜂起の火種が燻る、十九世紀ポーランド。その田舎村に赴任する新任役人のヘルマン・ゲスラーとその美しき妻・エルザ。赴任したばかりの村で次々に起こる、村人の怪死とその凶兆を祓うべく行われる陰惨な因習。怪異の霧に蠢くものとはー。

【感想】

   19世紀のポーランドの田舎村。

   新しく赴任して来た役人とその美しい妻の前で起こる
   村人たちの怪死とそれをめぐる迷信。

   そしてその地の大半を所有する年老いた詩人。

   はー、そうきたか!
   その築き上げられた世界にぞくぞくしたぞ。

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スウィングしなけりゃ意味がない  佐藤亜紀  ★   



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スウィングしなけりゃ意味がない [ 佐藤 亜紀 ]
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2017年3月発行 KADOKAWA 344p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

1939年ナチス政権下のドイツ、ハンブルク。軍需会社経営者である父を持つ15歳の少年エディは享楽的な毎日を送っていた。戦争に行く気はないし、兵役を逃れる手段もある。ブルジョワと呼ばれるエディと仲間たちが夢中なのは、“スウィング(ジャズ)”だ。敵性音楽だが、なじみのカフェに行けば、お望みの音に浸ることができる。ここでは歌い踊り、全身が痺れるような音と、天才的な即興に驚嘆することがすべて。ゲシュタポの手入れからの脱走もお手のものだ。だが、そんな永遠に思える日々にも戦争が不穏な影を色濃く落としはじめた…。一人の少年の目を通し、戦争の狂気と滑稽さ、人間の本質を容赦なく抉り出す。権力と暴力に蹂躙されながらも、“未来”を掴みとろうと闘う人々の姿を、全編にちりばめられたジャズのナンバーとともに描きあげる、魂を震わせる物語。

【感想】

   最高にふざけてて、
   最高にかっこよくて、
   最高に面白くて、
   最高に胸が苦しかった。

   第二次世界大戦中、ドイツのハンブルクで
   「敵性音楽」であるジャズに夢中になった若者たちの、
   若くて羽目をはずしててしたたかで、
   傷ついてもそれで終わりにはならない日々。

   

醜聞の作法  佐藤亜紀   




醜聞の作法

2010年12月発行 講談社 208p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

さる侯爵が、美しい養女ジュリーを、放蕩三昧の金持ちV***氏に輿入れさせようと企んだ。ところが、ジュリーには結婚を誓い合った若者がいる。彼女を我が子同然に可愛がり育ててきた侯爵夫人は、この縁談に胸を痛め、パリのみならずフランス全土で流行していた訴訟の手管を使う奸計を巡らせた。すなわち、誹謗文を流布させ、悪評を流して醜聞を炎上させるのだ。この醜聞の代筆屋として白羽の矢が立ったのは、腕は良いがうだつの上がらない弁護士、ルフォンだった。哀れルフォンの命運やいかに-。猛火に包まれたゴシップが、パリを駆けめぐる。『ミノタウロス』の著者が奏でる、エッジの効いた諷刺小説。

感想 

   フランス革命前夜、
   とあるスキャンダルがパリを駆け巡る。
   それを仕組んだのは侯爵夫人。
   
   実際にそれを世間に流布すべく文章に表したのは
   弁護士・ルフォン。

   彼の書くスキャンダルはどこまで本当なのか、
   敵方の妨害工作は功を奏するのか、
   
   双方の戦いの結果はどうなるのか
   落しどころを探る動きが
   なんだか生々しい。

   こんな風にスキャンダルは作られ消費され
   何がしかの結果を残していくのかな。
   なかなか興味深いお話でした。

   養女ジュリーのお相手の音楽家が
   最後にクラブサンで弾いた曲は
   モーツアルトの「キラキラ星変奏曲」だろうと
   思いました。