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月の満ち欠け  佐藤正午  ☆   



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2017年4月発行 岩波書店 322p

【内容紹介】

新たな代表作の誕生! 20年ぶりの書き下ろし
あたしは、月のように死んで、生まれ変わる──目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく。この数奇なる愛の軌跡よ! さまよえる魂の物語は、戦慄と落涙、衝撃のラストへ。

【感想】

   ふわ~と夢を見ていたような気持ち。

   一人の女性と三人の少女と三人の男性のお話。

   或いは、
   一人の女性と三人の少女と一人の男性のお話。

   いや、結局は
   一人の女性と一人の男性のお話だったのか。

   こういうこともあるかもしれない、って
   思わせてもらえて満足。

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2014年11月発行 小学館 上巻・476p 下巻・477p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

かつての売れっ子作家・津田伸一は、いまは地方都市で暮らしている。街で古書店を営んでいた老人の訃報が届き形見の鞄を受け取ったところ、中には数冊の絵本と古本のピーターパン、それに三千万円を超える現金が詰め込まれていた。「あんたが使ったのは偽の一万円札だったんだよ」転がりこんだ大金に歓喜したのも束の間、思いもよらぬ事実が判明する。偽札の動向には、一年前に家族三人が失踪した事件など、街で起きる騒ぎに必ず関わっている裏社会の“あのひと”も目を光らせていた。

「このままじゃおれたちはやばい、ラストに相当やばい場面が待っているかもしれない。おれたちというのは、床屋のまえだとおれ、それにもちろん津田さんの三人組のことだ。だけど厳密にやばいのはあんただよ。わからないか。夜汽車に乗って旅立つ時だよ」いきなり退職金を手渡された津田伸一にいよいよ決断の機会が訪れるー忽然と姿を消した家族、郵便局員の失踪、裏社会の蠢き、疑惑つきの大金…たった一日の交錯が多くのひとの人生を思わぬ方向へと導いてゆく。


【感想】

   ほえ。
   なんだこれ。
   すっごく面白かった!

   売れない小説家が遭遇した
   3人家族の失踪、偽札事件といった出来事や
   自身に起こったあれこれを
   いったりきたり振り返りながら
   小説として書いていくんだけど、
   その小説と事実が入り混じって
   何のことやら!(喜んでいる)

   おいおい、さっき言ってたのはなんだったんだ、と
   けむに巻かれているような、
   あ、そうだったんだ、と
   ひざをうつような、
   不思議な読書体験でした。
 
   合わない人が多そうな小説ではありますが、
   わたしはとっても楽しく読みました!