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星の子  今村夏子  ☆   



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2017年6月発行 朝日新聞出版 224p

【内容紹介】

主人公・林ちひろは中学3年生。出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」にのめり込んでいき、その信仰は少しずつ家族を崩壊させていく。前作『あひる』が芥川賞候補となった著者の新たなる代表作。

【感想】

   宗教に傾倒した両親を持つ少女が主人公。
   少女も宗教の集まりに参加したりする。

   普通じゃないと思うのに、
   何が起こってもおかしくないと思うのに、
   彼女の生活がごくごく普通のことのように描かれていて、
   あれ?て思う。

   自分の常識を疑わざるを得なくなる。

   少女と友人たちとの生き生きとした会話、
   そのはずむような行動がまるで目に浮かぶ描写は、
   青春小説そのもの。

   けれど、その向こうにある不穏なものが、
   今村さんだなあ、と思う。

   大仰でなくても、こんなに伝わるんだと、
   その余韻にひたり、
   ただただ感嘆するしかない。

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あひる  今村夏子   



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2016年11月発行 書肆侃侃房 144p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

あひるを飼うことになった家族と学校帰りに集まってくる子供たち。一瞬幸せな日常の危うさが描かれた「あひる」。おばあちゃんと孫たち、近所の兄妹とのふれあいを通して、揺れ動く子供たちの心の在りようをあたたかく鋭く描く「おばあちゃんの家」「森の兄妹」の三編を収録。

【目次】(「BOOK」データベースより)

あひる/おばあちゃんの家/森の兄妹

【感想】

   ひゃー、怖い怖い。

   あひるを飼い始めた家に
   近所の子どもたちがやってきて…という話と、
   家族と別棟に住んでいるおばあちゃんと孫の話と、
   そのおばあちゃんのところに遊びに来る子の話。

   普段のなんでもないような暮らしの中で
   見ないように気づかないようにしていることを
   そっと暴き立ててる。

こちらあみ子  今村夏子  





2011年1月発行 筑摩書房 199p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

少女の目に映る世界を鮮やかに描いた第26回太宰治賞受賞作。書き下ろし作品『ピクニック』を収録。

【目次】(「BOOK」データベースより)

こちらあみ子/ピクニック

感想

   感想を書くのが難しいなー。

   風変わりな少女・あみ子の小・中学校時代の
   行動・気持ちを描いた作品。

   知恵遅れなのか病気なのかはわからないけれど
   あみ子は周りとどこか違っていて
   自分なりに一生懸命周りの人のため行動しても
   うまくいかない。

   死産をしてしまった母親はやる気を失い
   あみ子のことをかまわなくなり
   兄も不良となり家を出て行く。
   父親はあみ子の訴えることを真剣にはとりあげてくれない。
   級友はあみ子をさげすみ
   あみ子が憧れているのり君はあみ子を避ける。

   読んでいて痛々しいのだけれど
   あみ子はそんなことおかまいなしに
   生きている。
   自分はここにいるよと 必死に訴えながら。
   もしかしたらあみ子は 読者それぞれでもあるのかな。