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僕が殺した人と僕を殺した人  東山彰良  ☆   



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僕が殺した人と僕を殺した人 [ 東山 彰良 ]
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2017年5月発行 文藝春秋 344p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

1984年。13歳だった。夏休みが終わる2日前、ぼくたちの人生はここから大きく狂いはじめたんだ。少年時代は儚く、切なく、きらめいている。台湾が舞台の青春小説

【感想】

   なんて、せつない…。
   読み終えてそのせつなさに身もだえしている。

   2015年アメリカで起こった連続少年殺人と、
   1984年台湾で青春を過ごした10代の少年4人。

   ふたつの時と場所をつなぐ真実。

   寒々しいアメリカと
   息苦しいほど暑い台湾。

   暴力や喧騒や犯罪の中ですごす少年たちを、
   それでも微笑ましく、またわくわくと見ていて、
   それが次第に真実に近づいていくのを、
   やめて、やめて…と思いながら
   息をつめるようにして読んだ。

   まるで彼らが実在しているかのように感情移入してしまって、
   苦しい。

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流  東山彰良  ☆   



流


著者:東山彰良
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2015年5月発行 講談社 403p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

1975年、偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。17歳。無軌道に生きるわたしには、まだその意味はわからなかった。大陸から台湾、そして日本へ。歴史に刻まれた、一家の流浪と決断の軌跡。台湾生まれ、日本育ち。超弩級の才能が、はじめて己の血を解き放つ!友情と初恋。流浪と決断。圧倒的物語。

【感想】

   わー!
   面白かった!

   1975年に17歳だった台湾人青年の10年余り。

   台湾の歴史を背景にして、
   祖父の死にまつわる謎、
   一家のルーツを探る旅、
   家族の軋轢、
   そして
   友情や恋や暴力にまみれた青春の日々が、
   混沌としたエネルギーをもって
   ぐいぐい押してくる。

   圧倒的だった。

   最初の頃は名前がわかりづらいし、
   会話がときどき漢字だけで表されていたり
   (ふりがなで日本語の意味が書いてあるけれど)で、
   ちょっと苦戦したけれど、
   三分の一過ぎた頃からは一気。

   本筋の、
   青年の話が素晴らしいことのほかに、
   家族の女性陣のたくましさには笑いました!