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本と鍵の季節  米澤穂信   



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本と鍵の季節 [ 米澤 穂信 ]
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2018年12月発行 集英社 304p

【内容情報】(出版社より)

堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門(しもん)と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。
そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが……。

放課後の図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。
爽やかでほんのりビターな米澤穂信の図書室ミステリ、開幕!

【感想】

   図書委員の男子高校生二人が
   図書室に持ち込まれる謎に取り組む六編。

   爽やかではなくかなり苦めの味わい。

   読む前は勝手にぜんぶが本が関係する謎かと思ってたけど
   そうではなかった。

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米澤穂信と古典部  米澤穂信   



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米澤穂信と古典部 [ 米澤 穂信 ]
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2017年10月発行 KADOKAWA 136p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

“古典部”新作50枚収録。折木奉太郎や千反田えるの本棚、仕事場や執筆資料も大公開。

【目次】(「BOOK」データベースより)

Interview「古典部」シリーズ15年のあゆみ/「古典部」書き下ろし短編 虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人/対談集1 米澤穂信とミステリ作家(対談・北村薫ー「謎に気付く」醍醐味/対談・恩田陸ーこんなミステリが書きたい!)/「古典部」の世界(著者による「古典部」シリーズ全解説/さらにディープな「古典部」隠れネタ大公開!)/米澤穂信に30の質問 読者編/あなたの本棚見せてください!古典部メンバー4人の本棚大公開/お仕事場拝見2017年/『いまさら翼といわれても』刊行密着レポート!/米澤穂信の作られ方/対談集2 米澤穂信とミステリ作家(対談・綾辻行人ー豊潤なミステリを生み出すために/対談・大崎梢ー『いまさら翼といわれても』)/米澤穂信に30の質問 作家、声優、漫画家編/門外不出の「古典部」ディクショナリー

【感想】

   まさしくタイトルどおり
   米澤さんと古典部シリーズについての一冊。

   米澤さんへのインタビュー、質問と答え、対談、
   古典部新作、米澤さんが考えた古典部メンバーの本棚などなど、
   盛り沢山で面白かった。

   講演録「物語のみなもと」が特に印象深いです。

いまさら翼といわれても  米澤穂信   



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いまさら翼といわれても [ 米澤 穂信 ]
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2016年11月発行 KADOKAWA 360p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

神山市が主催する合唱祭の本番前、ソロパートを任されている千反田えるが行方不明になってしまった。夏休み前のえるの様子、伊原摩耶花と福部里志の調査と証言、課題曲、ある人物がついた嘘ー折木奉太郎が導き出し、ひとりで向かったえるの居場所は。そして、彼女の真意とは?(表題作)。奉太郎、える、里志、摩耶花ー“古典部”4人の過去と未来が明らかになる、瑞々しくもビターな全6篇!

【目次】(「BOOK」データベースより)

箱の中の欠落/鏡には映らない/連峰は晴れているか/わたしたちの伝説の一冊/長い休日/いまさら翼といわれても

【感想】

   前作から6年ぶり、シリーズ第6弾は短編集。

   ホータローだけではなく
   他の古典部メンバー目線の話もあり。

   ああ、こういう世界だったなあ、と
   懐かしく面白く読みました。

   ホータローはいかにしてホータローになったか。などなど。

   しかし、この最後のお話がここで終わるって、
   「わたし、気になります!」。
   次はいつでるのかしら~。

   それにしてもこの話は
   携帯(ガラケー)すら持っていない子がいる時代の話だったんだなあ。

真実の10メートル手前  米澤穂信  ☆   



真実の10メートル手前

真実の10メートル手前
著者:米澤穂信
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2015年12月発行 東京創元社 297p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める…。太刀洗はなにを考えているのか?滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執ー己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。日本推理作家協会賞受賞後第一作「名を刻む死」、本書のために書き下ろされた「綱渡りの成功例」など。優れた技倆を示す粒揃いの六編。

【目次】(「BOOK」データベースより)

真実の10メートル手前/正義漢/恋累心中/名を刻む死/ナイフを失われた思い出の中に/綱渡りの成功例

【感想】

   ジャーナリスト・太刀洗万智が
   6つの事件を取材し真実に迫る様子を
   それぞれの同行者の目線で描く。

   どの事件も真相は苦いものだけど、
   太刀洗の推理の切れ味、
   姿勢・眼差しのまっすぐさに
   しびれる。

   淀みなく流れる文もすごい。

王とサーカス  米澤穂信   



王とサーカス

王とサーカス
著者:米澤穂信
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2015年7月発行 東京創元社 413p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

二〇〇一年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、知人の雑誌編集者から海外旅行特集の仕事を受け、事前取材のためネパールに向かった。現地で知り合った少年にガイドを頼み、穏やかな時間を過ごそうとしていた矢先、王宮で国王をはじめとする王族殺害事件が勃発する。太刀洗はジャーナリストとして早速取材を開始したが、そんな彼女を嘲笑うかのように、彼女の前にはひとつの死体が転がり…。「この男は、わたしのために殺されたのか?あるいはー」疑問と苦悩の果てに、太刀洗が辿り着いた痛切な真実とは?『さよなら妖精』の出来事から十年の時を経て、太刀洗万智は異邦でふたたび、自らの人生をも左右するような大事件に遭遇する。二〇〇一年に実際に起きた王宮事件を取り込んで描いた壮大なフィクションにして、米澤ミステリの記念碑的傑作!

【感想】

   別件取材準備中のカトマンズで
   太刀洗万智は
   王族殺害事件と一人の遺体に遭遇する。

   取材を続ける中
   万智が見つけた真実と
   つかんだジャーナリストとしての信念。

   知ること、知らせることに対する
   痛切な思いが胸をつく。

   そして、
   サガルー!って叫びたい。

   しかし、きわめてすらすらと読める文章であることよ。

満願  米澤穂信   



人生を賭けた激しい願いが、6つの謎を呼び起こす。期待の若手が放つミステリの至芸!

満願

満願
著者:米澤穂信
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2014年3月発行 新潮社 330p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とはー。驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、交番勤務の警官や在外ビジネスマン、美しき中学生姉妹、フリーライターなどが遭遇する6つの奇妙な事件。入念に磨き上げられた流麗な文章と精緻なロジックで魅せる、ミステリ短篇集の新たな傑作誕生。

【目次】(「BOOK」データベースより)

夜警/死人宿/柘榴/万灯/関守/満願

【感想】

   ひえ。

   じわじわ、ぞわぞわくる
   ブラックなミステリー短編集。

   6つの犯罪の話なんだけど、
   流れるように話の中に誘い込まれ夢中になったところで、
   ラストに至り、
   その真相、動機が明らかにされたときの怖さが
   半端ないです。

リカーシブル  米澤穂信  ☆   



リカーシブル

リカーシブル
著者:米澤穂信
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2013年1月発行 新潮社 363p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

父が失踪し、母の故郷に引越してきた姉ハルカと弟サトル。弟は急に予知能力を発揮し始め、姉は「タマナヒメ」なる伝説上の女が、この町に実在することを知るー。血の繋がらない姉と弟が、ほろ苦い家族の過去を乗り越えて地方都市のミステリーに迫る。

【感想】

   父が失踪し、母弟とともに
   地方都市に引越してきた中一生・ハルカ。

   弟・サトルが予言めいたことを言いだし、
   地域には恐ろしげな言い伝えがあり…
   ではじまるミステリ。

   とっても面白かったし、
   どきどきと怖かったし、
   ハルカの心細さと決意に胸が痛くなったし、
   謎も見事に決着がついて素晴らし!

   ただ、読み終えて
   「え、え、これで終わっちゃうの」としばし茫然。
   ここから先がどうなるか、どうするかも
   読みたかったなぁ。

   でもきっとそこから先はまた別のお話なんだろうね。
   きっと大丈夫だと信じているけれど。
   彼女の抱えているものが大きすぎて
   なんだか泣きたくなる。

折れた竜骨  米澤穂信  ☆   




折れた竜骨

2010年11月発行 東京創元社 338p(2段組)

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた…。自然の要塞であったはずの島で暗殺騎士の魔術に斃れた父、“走狗”候補の八人の容疑者、いずれ劣らぬ怪しげな傭兵たち、沈められた封印の鐘、鍵のかかった塔上の牢から忽然と消えた不死の青年─そして、甦った「呪われたデーン人」の襲来はいつ?魔術や呪いが跋扈する世界の中で、「推理」の力は果たして真相に辿り着くことができるのか?現在最も注目を集める俊英が新境地に挑んだ、魔術と剣と謎解きの巨編登場。

感想

   最初は外国が舞台だし 2段組だし
   ちゃんと読めるかな、と不安だったのですが
   読み出したら すごくひきこまれて
   どんどんと読み進めることが出来ました。

   魔術や呪いのある世界で
   領主殺しの犯人を捜そうという推理。
   
   きちんと前提となっていることをふまえて
   理詰めで犯人を絞り込んでいく
   真っ当なミステリでした。

   魔術や呪いも この世界にあるものとして
   自然に 受け取ることができ、
   また終盤の戦闘シーンの描写にも
   興奮させられます。

   米澤さんがこんな作品を書くなんて!と
   驚きと喜びの一冊でした。

ふたりの距離の概算  米澤穂信   

米澤穂信、青春ミステリーの傑作シリーズ〈古典部〉最新作!
春を迎え、奉太郎たち古典部に新入生・大日向友子が仮入部することに。だが彼女は本入部直前、急に辞めると告げてきた。入部締切日のマラソン大会で、奉太郎は長距離を走りながら新入生の心変わりの真相を推理する!



20010年7月発行 角川書店 253p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

あいつが誰かを傷つけるなんて─俺は信じない。すれ違う心の距離を奉太郎は解き明かせるのか。“古典部”シリーズ最新刊。

感想

   ひとの行動は深読みしようと思えばいくらでもできて
   ひとの言葉は一つ間違うと どんどんすれ違って
   ひととひととの距離は 難しいな、と
   ホータロー君が教えてくれました。

   以前の作では もう少し大人っぽい感じがしたように思えた
   ホータロー君ですが この作品では
   やっぱりまだまだ高校2年生なんだな~と 
   なんだか幼い感じがして ある意味安心できました。

   万事省エネで過ごすことをモットーにしているのに
   える嬢のこととなると ついつい頑張っちゃうんですね。
   長距離走をしながら あれこれ画策する様が
   ほほえましかったです。
  

 

さよなら妖精  米澤穂信    

彼女との偶然の出会いが、謎に満ちた日常への扉を開けた! 忘れ難い余韻をもたらす清新なボーイ・ミーツ・ガール・ミステリ。人気急上昇中の著者の出世作、ついに文庫化。


さよなら妖精

単行本版 2004年2月発行 東京創元社 312p
文庫本版 2006年6月発行 東京創元社 360p


【目次】(「BOOK」データベースより)

1991年4月。雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。遠い国からはるばるおれたちの街にやって来た少女、マーヤ。彼女と過ごす、謎に満ちた日常。そして彼女が帰国した後、おれたちの最大の謎解きが始まる。謎を解く鍵は記憶のなかに―。忘れ難い余韻をもたらす、出会いと祈りの物話。『犬はどこだ』の著者の代表作となった清新な力作。

感想

   「蝦蟇倉市事件2」の中に入っている
   米澤さんの短編が この「さよなら妖精」の続編という事で
   読みました。

   高校生男女4人の中に とつぜん現れた異国の少女、マーヤ。
   彼女と地元をめぐり 日本の文化を探る中で 
   日常の謎をいくつか解明していきます。

   「古典部」や「小市民」のような
   高校生の青春ミステリーのようだったのに
   後半は マーヤのルーツと現在を探る重いテーマを扱い
   前半からの伏線の回収に 感嘆しました。

   心が痛くなるところもありましたが
   高校生たちが 思春期の痛みを持ちつつも 
   友情を育み成長していくのが まぶしくもある作品でした。