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エバーグリーン  豊島ミホ   




エバーグリーン

単行本版 2006年7月発行 双葉社 267p
文庫本版 2009年3月発行 双葉文庫 315p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

漫画家になる夢をもつアヤコと、ミュージシャンを目指すシン。別々の高校に進学することになったふたりは、中学校の卒業式で、10年後にお互いの夢を叶えて会おうと約束をする。そして10年。再会の日が近づく。そのとき、夢と現実を抱えて暮らすふたりの心に浮かぶものは…。単行本刊行時、大反響を呼んだ青春小説の傑作がついに文庫化。恋と夢と現実のはざまで揺れ動くあなたに贈る物語。

感想

   中学の卒業式で 10年後の再会を約束した
   アヤコとシン。
   それぞれの10年間を
   過ごした後 約束の日が近付いてきて
   心がゆれ動く。

   この作品も気持ちと風景の描写に
   おぉ!と思わせてもらえました。

   甘酸っぱい青春の日々ですねぇ。
   中高生の方が読んだら 胸がきゅんきゅん(死語?)するのでは
   ないでしょうか。
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檸檬のころ  豊島ミホ   ★   




檸檬のころ

単行本版 2005年3月発行 幻冬舎 261p
文庫本版 2007年2月発行 幻冬舎 283p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

保健室登校の女友達とのぎこちない友情。同級生と馴染めない、音楽ライター志望の偏屈な女子に突然訪れた恋。大好きな彼とさよならすることになっても、どうしても行きたかった、東京―。山と田んぼに囲まれた田舎の高校を舞台に、「あの頃」のかっこ悪くて、情けなくて、でもかけがえのない瞬間を切ないまでに瑞々しく綴る、傑作青春小説。

【目次】(「BOOK」データベースより)

タンポポのわたげみたいだね/金子商店の夏/ルパンとレモン/ジュリエット・スター/ラブソング/担任稼業/雪の降る町、春に散る花


   田舎の高校を舞台にした
   普通の人たちの 普通の毎日。

   それが 豊島さんの手にかかると
   風景も気持ちも
   きらきらと輝きだす。

   自分の生活の中で
   なんでもない、と思っていた
   あんなことや こんなことは
   これほど素敵なことだったんだと
   鮮やかに切り取って見せてもらえました。

   なんだろうな~、この表現の巧さは。
   これまでに読んだ豊島さんの作品では
   気がつかなかったけれど
   それらもそうだったのかな。
   もう一度 読み直してみたいです。

   連作短編集だけど
   登場人物のつながりがはっきりとはしていなくて
   「この人はあそこに出てきた」と
   探すのも 面白かったです。

   甘くてすっぱい檸檬のころ。
   不恰好だけど 一途な高校生たちの
   お話でした。
   
      

リテイク・シックスティーン  豊島ミホ    


リテイク・シックスティーン

2009年11月発行 幻冬舎 384p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
高校に入学したばかりの沙織は、クラスメイトの孝子に「未来から来た」と告白される。未来の世界で27歳・無職の孝子だが、イケてなかった高校生活をやり直せば未来も変えられるはずだ、と。学祭、球技大会、海でのダブルデート…青春を積極的に楽しもうとする孝子に引きずられ、地味で堅実な沙織の日々も少しずつ変わっていく。

感想

   孝子さん!どうやったら過去に戻れるのか教えてください!!
   もういちど 青春をやり直したい気持ちわかります。
   私だったら 大学入試直後に戻りたいかなぁ。
   小学校時代にもどってもいいのだけれど
   それなりに 小・中・高は楽しかったし
   もう一度受験勉強するのも 面倒くさいしね。
   大学時代も もちろん楽しかったんだけれど
   もうちょっと別のやりようもあったような気がしていて。

   というような 思いをもたせてくれたこの作品。
   未来から戻ってきた孝子に影響されて
   沙織の青春も変化していきます。
   
   今度はうまくやろうとした孝子の二度目の16歳も
   全て思い通りに行くわけではなく
   一度目の沙織の16歳も 悩みながらも実り多いものへと
   変貌していく。

   学祭・球技大会・部活・恋・海・スキー教室・授業・進路・・・
   などなど 青春を手放しで賛美できるお話の運び。

   後で「ああすればよかった」と思うなら
   今やろう!
   ということを お説教臭くならずに みずみずしく
   語りかけてくれる 素敵な作品でした。

   ところで 豊島ミホさんは昨年より休業中らしいです。
   これがほとんど最後の単行本とのこと。
   (雑誌掲載分が単行本になったり 単行本が文庫本になったりは
    あるかも・・・ということですが)
   こんな素晴らしい作品をお書きになるのに・・・すごいショックです。

   

夏が僕を抱く  豊島ミホ   


夏が僕を抱く

2009年7月発行 祥伝社 235p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ゆっくりと遠ざかり始める、夏休みの記憶と、君。淡くせつない、おさななじみとの恋を描く最新短編集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

変身少女/らくだとモノレール/あさなぎ/遠回りもまだ途中/夏が僕を抱く/ストロベリー・ホープ

感想

   それぞれ おさななじみに微妙な気持ちを持ちながら
   大きくなってしまって とまどう日々。
   それは「恋」といえるのかどうかさえ 自分にもわからない。
   
   あまずっぱいですねぇ。
   そんな存在がいてくれるって しんどいけれど
   ある意味 幸せかも・・・と思える短編集でした。
   

純情エレジー  豊島ミホ    



2009年3月発行 新潮社 190p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

「会っている数日のあいだ、わたしたちはセックスしかしない。おぼえたての高校生のままみたいに」十七歳のわたしたちが互いに向けたのは、ただ、欲望だった。それから八年。上京した彼は年に一度だけ故郷に帰ってくる…。上京、就職、結婚と、人生で最初の岐路に立つ主人公が振り返る、忘れられないセックスの記憶。少女から女へ、少年から男へ。心と身体の移ろいを瑞々しく描きだす全七篇。

【目次】(「BOOK」データベースより)

十七歳スイッチ/あなたを沈める海/指で習う/春と光と君に届く/スイカの秘密を知ってるメロン/避行/結晶

感想

   きれいですねぇ。若いっていいですねぇ。
   

初恋素描帖  豊島ミホ    



2008年8月発行 メディアファクトリー 181p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

甘酸っぱい。ほろ苦い。だけじゃない―あなたの“あの頃”をうずかせる不慣れな恋の物語。“思春期まっさかり”の中学2年生×20人のままならぬ想いを描く連作掌編、全20話。

【目次】(「BOOK」データベースより)

出席番号25番平田葉/出席番号11番木村直樹/出席番号33番吉田美雪/出席番号30番師岡康二/出席番号4番飯田川理子/出席番号22番千原淳/出席番号5番猪俣厚志/出席番号2番鮎川歌子/出席番号15番佐々木和代/出席番号3番安西めい〔ほか〕

感想

   中学2年2組の35名中20名のお話。
   初恋にもがく20名の視点で 自分とその周りの様子が描かれていて
   登場人物のいろんな姿が見られるのが 興味深いです。
   何回も本をさかのぼって 「この子は ここに出てきた子か~」と
   確認しながら読みました。

   せっかくなので 35名全員分のお話にしてほしかったかな。

   それにしても 安西めいちゃん うらやましいぞ。

   

カウントダウンノベルズ  豊島ミホ 



2008年5月発行 集英社 252p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

圧倒的な力で、音楽シーンを駆け上がっていく人間がいる。限界が見えて、少しずつ忘れ去られる人間がいる。いつまでも同じ風は吹かない。だからトップもベテランも新人も、つねに悩み、走り続ける。頂点と奈落が隣り合わせのシビアな世界で生きる、10組の青春群像。

感想

   ある週の J-POP週間チャート1位から10位までの
   アーティスト10組、
   それぞれの物語。
   現実のアーティストさんを想像せずにはいられないお話が多いです。

花の咲く頃いた君と  豊島ミホ  ☆ 



2008年3月発行 双葉社 213p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ひまわりで遊び、コスモスに恋をし、椿に涙して、桜の微笑みに頬笑む―。目を閉じ、耳を澄ませば、可憐な花の囁きが聞こえる。静かに。だけど力強く生きる。そんな決意が聞こえる珠玉の短編集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

サマバケ96/コスモスと逃亡者/椿の葉に雪の積もる音がする/僕と桜と五つの春

感想 
    
    「僕と桜と五つの春」
    西村君がいい人でよかった~。

   

夜の朝顔  豊島ミホ  ★ 



2006年4月発行 集英社 195p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

なんにもない田舎で暮らす小学生センリ。でも気になることは山ほどある。クラスメイトとの微妙な距離感、となり町での発見、垣間みるオトナの事情…。“明るい子ども”でいるため、言葉にできなかった7つの思い。人生で一番長い6年。小学生センリが初めて知る、不安、痛み、憧れ、恋。『檸檬のころ』で注目を集めた24歳の新鋭が、新しい発見に満ちた日々とほろ苦い成長の過程を、細やかに掬い上げる。

感想

   小学生の女の子だって いろいろ苦労してるんだ~。
   大事件が起こるわけではないけれど 緊張をはらんだ毎日で
   センリは成長し続けていきます。

神田川デイズ  豊島ミホ 



2007年5月発行 角川書店 275p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

かっこ悪くていたたまれなくて、ちょっぴり愛しい上京ボーイズ&ガールズのキャンパスライフ。俊英、豊島ミホ、ついにきたど真ん中の青春小説。

感想

   連作短編集。
   若いっていいなぁ~となつかしく思わせてくれました。
   最後に出てきた学生作家さんは 作者ご本人かも??
   (文中では男性でしたが)