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噛みあわない会話と、ある過去について  辻村深月   



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噛みあわない会話と、ある過去について [ 辻村 深月 ]
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2018年6月発行 講談社 208p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

怒りは消えない。それでいい。あのころ言葉にできなかった悔しさを、辻村深月は知っている。共感度100%!切れ味鋭い傑作短編集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

ナベちゃんのヨメ/パッとしない子/ママ・はは/早穂とゆかり

【感想】

   会話していると、
   過去についての記憶が自分と相手とで違う、
   そこから導かれた状況に背筋が寒くなる短編4編。

   確かに過去は自分に都合のよいものに
   脚色しがち、理解しがちだよなぁ…。

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青空と逃げる  辻村深月   



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青空と逃げる (単行本) [ 辻村 深月 ]
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2018年3月発行 中央公論新社 392p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

深夜の電話が、母と息子の日常を奪い去った。疑心、恐怖、そして怒り。壊れてしまった家族が、たどり着く場所はー。母の覚悟と、息子の決意。

【目次】(「BOOK」データベースより)

川漁の夏休み/坂道と路地の島/湯の上に浮かぶ街/あしたの写真館/はじまりの春

【感想】

   夫がトラブルを起こし、
   早苗は10歳の息子と二人、高知、瀬戸内、別府、仙台と逃げていく。

   早苗のおびえと変化、息子のとまどいと成長。

   交互の視点で描かれる。

    逃げた先で出会った人々があたたかくていいなぁ。

   「生きて、逃げてるってことならよかったよ」 
   まったくそうだ。いい言葉だ。

   まぁ、そもそもそんなに逃げる必要はある?とか、
   それはずるい!とか思ったんだけど、ね。

かがみの孤城  辻村深月   



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かがみの孤城 (一般書) [ 辻村 深月 ]
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2017年5月発行 ポプラ社 558p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

どこにも行けず部屋に閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然、鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が集められていた。9時から17時まで。時間厳守のその城で、胸に秘めた願いを叶えるため、7人は隠された鍵を探すー

【感想】

   7人の不登校中学生が
   鏡の中を通って孤城に集められ、
   あるルールのもと一年間過ごす。

   だんだん近づくお互いの距離。
   現実を変えようとする思いと行動。

   辻村さんから学校で生き辛さを抱える子へのエールが感じられ、
   胸がアツくなる。

   最後がとてもよかった。

   最初の方はファンタジー設定が
   ちょっと宮部みゆきさんっぽいかな~と思ってたんだけれど、
   後半のたたみかけはやっぱり辻村さんでした。

   よかった!

クローバーナイト  辻村深月   



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クローバーナイト [ 辻村深月 ]
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2016年11月発行 光文社 337p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

何が“普通”になるのかは、誰にもわからないのだ。ママ友の不倫疑惑、熾烈な保活、過酷なお受験、驚愕のお誕生会、そしてー。保育園に通う一男一女を抱える鶴峯家。家族の幸せを守るべく、新米騎士が右往左往しながら奮闘中!VERY連載時から話題沸騰!!直木賞作家、待望の最新刊!

【感想】

   東京の、子ども二人を保育園に通わせてる共働き夫婦と
   その周りの子育ての様子を父親の目から描く。

   保活とかママ友のお付き合いとかお受験とかたいへんなんだね…。

   「子育てって自分の努力ではどうにもならない初めてのこと」や
   母親との関係についてはすごく共感できた。

   主人公家庭が経済的に余裕があって、
   仕事の時間に融通がきき育児にものすごく協力的な父親で
   うらやましいこと、と思って掲載誌を見たらVERYだった。
   なるほど。

東京會舘とわたし 上・下  辻村深月  ☆   

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東京會舘とわたし(上) [ 辻村深月 ]
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東京會舘とわたし(下) [ 辻村深月 ]
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2016年7月発行 毎日新聞出版 上・285p 下・285p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

海外ヴァイオリニストのコンサート、灯火管制下の結婚式、未知のカクテルを編み出すバーテンダー…“會舘の人々”が織り成すドラマが、読者の心に灯をともす。大正十一年、丸の内に誕生した国際社交場・東京會舘。“建物の記憶”が今、甦る。激動の時代を生きた人々を描く。直木賞作家の傑作長編小説!

緊張で肩を震わす舞台女優、東日本大震災の日、直木賞受賞を知らされた青年…優しさと慈しみに満ちた物語は、ついに終章へ。

【感想】

   大正十一年に東京・丸の内にできた
   東京會舘九十年の歴史。

   そこで働く人たち、
   そこを訪れた人たちと
   東京會舘のあたたかな記憶。

   働く矜持・訪れる喜びにあふれる、
   すごく丁寧で上質な群像劇を読み終えて、
   しみじみとした幸せを感じている。

図書室で暮らしたい  辻村深月   



図書室で暮らしたい

図書室で暮らしたい
著者:辻村深月
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2015年11月発行 講談社 293p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

作家になる前から、作家になってから、夢中で追いかけてきた小説、漫画、アニメ、音楽、映画、美味しいもの…etc.すべてが詰まった、読むと元気になれるエッセイ集!

【目次】(「BOOK」データベースより)

1 週刊エッセイ/2 好きなものあっちこっちめぐりー本と映画、漫画やアニメ、音楽も。/3 女子と育児と、もろもろの日々/4 特別収録おじいちゃんと、おひさまのかおり/5 自作解説(というほどではないけれど、思うことあれこれ)/6 直木賞に決まって

【感想】

   これまでに書かれたエッセイを集めた一冊。

   生活のこと、
   子供の頃のこと、
   創作のこと、
   などなど。

   日常のことを文章にするということ。
   好きだったことをお仕事にしたということ。

   なんというか、
   やっぱり作家さんて凄い。
   胸揺さぶられて泣きそうだ。

きのうの影踏み  辻村深月   



きのうの影踏み

きのうの影踏み
著者:辻村深月
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2015年9月発行 KADOKAWA 266p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

怪談には死者の“思い”が込められている。人の喪失に寄り添ってきた文学に、辻村深月が心血を注ぎ込んだ。失った“大切な誰か”を思い出して読んでほしいと願いながら。辻村深月の新境地!絆を感じる傑作短篇集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

十円参り/手紙の主/丘の上/殺したもの/スイッチ/私の町の占い師/やみあかご/だまだまマーク/マルとバツ/ナマハゲと私/タイムリミット/噂地図/七つのカップ

【感想】

   ひぃ。
   
   大げさじゃない、日常のつい隣のあるような
   怪談の短編集。

   優しい語り口でいつの間にか怖いことに直面させられ、
   それはどういうことなのか説明されずに
   読者に委ねられるので、
   怖さが後を引くこと半端ないです。

   最後に載っているのがこの短編でよかった!
   って感じ。

朝が来る  辻村深月   



朝が来る

朝が来る
著者:辻村深月
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2015年6月発行 文藝春秋 346p

【内容情報】

親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口で「子どもを、返してほしいんです」と言い募る女は「片倉ひかり」と名乗った。その名前は、栗原夫妻にとって忘れることのできない名前だった……。やがて明かされる、まったく異なる環境を生きるふたりの女性の人生と葛藤。

【感想】

   親子三人で穏やかに暮らす一家にかかってきた
   不穏な電話から始まるお話。

   産んでも育てられず母になれなかった人と、
   産まなくても育てて母になれる人と、
   産み育てても母になれない人と。

   「母」、そして「家族」というものが
   静かに胸にせまってきてまいるなあ。

   帯にある「号泣必至」とはならなかったけれど、
   二回ある「朝が来た」シーンには、
   ぐっときた。

   ラストシーンのあとはどうなっちゃうの?というのは、
   きっと余計なお世話なんだろな。

家族シアター  辻村深月   



同じ中学校に通う姉は、「真面目な子」。褒め言葉のようだけど、実際は「イケてない」ことの裏返し。こんな風には絶対になりたくないーーだけど、気にせずにはいられなかった。 (「妹」という祝福)息子が小学校六年生になった年、父親中心の保護者会「親父会」に入った、大学准教授の私。熱心な担任教師に恵まれて、順調に思われた日々の裏には、とんでもない秘密が隠されていて……? (タイムカプセルの八年)すべての「わが家」に事件あり。ややこしくも愛おしい家族の物語、全七編!

家族シアター

家族シアター
著者:辻村深月
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2014年10月発行 講談社 275p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

お父さんも、お母さんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも、娘も、息子も、お姉ちゃんも、弟も、妹も、孫だってー。ぶつかり合うのは、近いから。ややこしくも愛おしい、すべての「わが家」の物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)

「妹」という祝福/サイリウム/私のディアマンテ/タイムカプセルの八年/1992年の秋空/孫と誕生会/タマシイム・マシンの永遠

【感想】

   家族をテーマにした短編7つ。
   白辻村さんだった。
   
   ぶつかり合ったり、
   すれ違ったりすることもあるけれど、
   いつかはわかりあえる
   家族の温かいお話。

   小学生の姉妹を描いた
   「1992年の秋空」が一番好き。
   学校で買ってた学習と科学、
   懐かしいな。

   「サイリウム」「タイムカプセルの八年」「1992年の秋空」は
   それぞれ他のアンソロジーで読んだことがあった。

   カバーがかわいいけれど、
   この背表紙は
   日に焼けたら読めなくなるだろうなあ。
   (新品ですら見にくいです)

ハケンアニメ!  辻村深月  ☆   



ハケンアニメ!

ハケンアニメ!
著者:辻村深月
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2014年8月発行 マガジンハウス 441p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

伝説の天才アニメ監督王子千晴が、9年ぶりに挑む『運命戦線リデルライト』。プロデューサー有科香屋子が渾身の願いを込めて口説いた作品だ。同じクールには、期待の新人監督・斎藤瞳と人気プロデューサー行城理が組む『サウンドバック 奏の石』もオンエアされる。ネットで話題のアニメーター、舞台探訪で観光の活性化を期待する公務員…。誰かの熱意が、各人の思惑が、次から次へと謎を呼び、新たな事件を起こす!anan連載小説、待望の書籍化。

【感想】

   これは!

   あるクールの「覇権」を争う
   二つのアニメの現場や携わる人々を描いた
   お仕事小説として
   とっても面白いんですけれど!

   そのうえに!

   「モノを作ること」の誇りや
   「作られたモノや作る人」に対する敬意や愛にあふれていて、
   胸いっぱいに。

   ふだん小説読みの私は
   「アニメ」を「小説」に勝手におきかえて、
   辻村さんをはじめとする作家の皆さんや
   出版社の皆さんなどのことを勝手に思い、
   たまらない気持ちになりました。

   怒涛のクライマックスも快感。

   辻村さんの他作品の懐かしい登場人物にも会えて、
   興奮しました!

   3つの章+最終章という構成なんですけど、
   3つの章のうち、
   主に「リデルライト」を扱ったのが1つ、
   主に「サバク」を扱ったのが2つだったので、
   なんとなく「リデルライト」に心惹かれたわたしは
   もう1章追加して「リデルライト」のことを書いてほしかったな~、
   なんて思ったりして。