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何様  朝井リョウ   


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何様 [ 朝井 リョウ ]
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2016年8月発行 新潮社 320p

【内容情報】(出版社より)

生きていくこと、それは、
何者かになったつもりの自分に裏切られ続けることだ。
光を求めて進み、熱を感じて立ち止まる。
今秋映画公開予定『何者』アナザーストーリー集。

光太郎が出版社に入りたかったのはなぜなのか。
理香と隆良はどんなふうに出会って暮らし始めたのか。
瑞月の両親には何があったのか。拓人を落とした面接官の今は。
立場の違うそれぞれの人物が織り成す、‘就活’の枠を超えた人生の現実。
直木賞受賞作『何者』から3年。いま、朝井リョウのまなざしの先に見えているものはーー。

収録作品(関連人物)
『水曜日の南階段はきれい』(光太郎)
『それでは二人組を作ってください』(理香、隆良)
『逆算』(サワ先輩)
『きみだけの絶対』(ギンジ)
『むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった』(瑞月の父)
『何様』(?!)

ただの前日譚、後日談におさまらない、『何者』以後の発見と考察に満ちた読み応えのある最新作品集。

【感想】

   『何者』の登場人物たちの別の一面の一冊なんだけど、
   『何者』を忘れてた私でも大丈夫でした。

   これはこれだけで、
   若者の生きづらさが迫ってきて
   まいる。

   そんなにリアルに
   抉らないでほしいと思うほど。

   その中、
   「水曜日の南階段はきれい」の
   タイトルどおりの綺麗さが好き。

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ままならないから私とあなた  朝井リョウ   



ままならないから私とあなた

ままならないから私とあなた
著者:朝井リョウ
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2016年4月発行 文藝春秋 252p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

友人の結婚式で出会った彼女は、他の場所では全く違うプロフィールを名乗っていたー「レンタル世界」。高校時代から発明家として脚光を浴びてきた薫。しかし、薫をずっと近くで見ていた雪子は、彼女があまりに効率を重んじることに疑問を感じるー「ままならないから私とあなた」

【目次】(「BOOK」データベースより)

レンタル世界/ままならないから私とあなた

【感想】

   「レンタル世界」と表題作の2編収録。

   どちらも二つの価値観の対立を描いているのかな。
   ちょっと、うへえ、と思いながら読み終えました。

   ここまで極端でなくても
   実社会でも同じようなことがあるのかも。

   135pの「好き」の表現が好き。

武道館  朝井リョウ   



武道館

武道館
著者:朝井リョウ
価格:1,404円(税込、送料込)
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2015年4月発行 文藝春秋 303p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

本当に、私たちが幸せになることを望んでる?恋愛禁止、スルースキル、炎上、特典商法、握手会、卒業…発生し、あっという間に市民権を得たアイドルを取りまく言葉たち。それらを突き詰めるうちに見えてくるものとはー。「現代のアイドル」を見つめつづけてきた著者が、満を持して放つ傑作長編。

【感想】

   武道館公演を目指す
   アイドルグループに所属する若い女の子たちの心や、
   現代のアイドル事情が詳しく描かれていて、
   現実もこんな感じなのかなあと、
   なんか胸がつまった。

   彼女たちは
   アイドルとしての自分と
   生身の自分と、
   どう折り合いをつけて生きているのだろう。

   

スペードの3  朝井リョウ   



スペードの3

スペードの3
著者:朝井リョウ
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2014年3月発行 講談社 292p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ミュージカル女優のファンクラブまとめ役という地位にしがみついている美知代。地味で冴えないむつ美。かつての栄光は見る影もない女優のつかさ。待ってたって、「革命」なんて起きないから。私の人生を動かしてくれるのは、誰?

【感想】

   これは怖い。
   容赦なく抉られる。

   学級委員的立場で他人を動かすことに
   存在意義を見出す美千代。

   誰かのためという理由に逃げ込んで
   結局は自分のために動いているむつ美。

   平穏な人生を歩んできたことに劣等感を持ち
   不幸な境遇の友人をねたむ女優のつかさ。

   3人の30代の女性の今と10代の頃の、
   イタい気持ちも行動も執拗に描かれて、
   3人のそこやここが自分に思い当たり、
   ひたすら抉られます。

   こんなの書いて、
   朝井さんて意地悪だな。

   そして、
   こんなに女性のことが分かって書けるなんて、
   やっぱり朝井さんは凄いな。


   「ハートの2」の結末から「今」に至るまでの
   むつ美の物語が読んでみたい。

世界地図の下書き  朝井リョウ   



「青葉おひさまの家」で暮らす子どもたち。
夏祭り、運動会、クリスマス。そして迎える、大切な人との別れ。
さよならの日に向けて、4人の小学生が計画した「作戦」とは……?
著者渾身の最新長編小説。

世界地図の下書き

世界地図の下書き
著者:朝井リョウ
価格:1,470円(税込、送料込)
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2013年7月発行 集英社 325p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

突然の事故で両親を亡くし、「青葉おひさまの家」で暮らすことになった小学生の太輔。悲しみでしばらく心を閉ざしていたが、同じ部屋の仲間たちのおかげで少しずつ打ち解けていく。とくにお母さんのように優しい高校生の佐緒里は、みんなにとって特別な存在。施設を卒業する佐緒里のため、4人の子どもたちは、ランタンに願い事を託して空に飛ばす「蛍祭り」を復活させようと、作戦を立てはじめる…。直木賞受賞後第一作!

【感想】

   様々な事情で家族と一緒に住めず
   施設で暮らす子供たち5人が
   希望を求め続けるお話。

   なんとな~。
   そうきたか!っていう感じですよ。
   凄いな、朝井リョウ(呼び捨て失礼)。

   居場所がなくて生き難さを感じている子供たちに対する
   一つの答えがここにある。
   
   「私たちは、絶対にまた、私たちみたいな人に出会える」
   
   「逃げた先にも、同じだけの希望があるはずだもん」

   ラストシーンが美しくて、
   彼らの決心が尊くて、
   心に響く「希望」の物語でした。

学生時代にやらなくてもいい20のこと  朝井リョウ   



学生時代にやらなくてもいい20のこと

学生時代にやらなくてもいい20のこと
著者:朝井リョウ
価格:1,050円(税込、送料込)
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2012年6月発行 文藝春秋 223p

【内容紹介】

『桐島、部活やめるってよ』の著者の初エッセイ集。華々しい「大学生作家」の看板の陰で繰り広げられる、無為で阿呆な爆笑の日々!

【感想】

   小説とは全然違う感じだけど
   とっても面白かった!

   でも朝井さんが本の中で生き生きとしていました。

   自虐ぎみではありますが、
   どれもこれもとっても楽しそうで
   充実していた学生時代だったんですね。

   私はうらやましいよ。

何者  朝井リョウ   



「あんた、本当は私のこと笑ってるんでしょ?」
学生の名刺、海外ボランティア、学生団体リーダー、学祭実行委員ーー
この世界を組み変える力は、どこから生まれ来るのか。
就活の情報交換がきっかけで集まった五人の、切実な現実。
影を宿しながら光へ向いて進む就活生の自意識をあぶり出す、書き下ろし長編小説。

何者

何者
著者:朝井リョウ
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2012年11月発行 新潮社 296p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

影を宿しながら光を探る就活大学生の切実な歩み。あなたの心をあぶり出す書下ろし長編小説。

【感想】

   なにこれー、怖すぎるわ。

   ツイッター、フェイスブックといった
   SNS全盛時代に就活にのぞむ大学生たち。

   ほんとの自分、
   SNSで見せる自分、
   就活で見せる自分。

   どうしてこんなに自意識を
   傷つけられないといけないんだろうね。
   今時の大学生がかわいそうになった。

   べつに弁が立つ人だけが優秀なはずはないんだけど。
   どうして自己アピールや討論が上手でないとダメなんだろう、
   などといろいろ考え込んでしまうほど、
   主人公・拓人や就活仲間の
   会話・行動・気持ちが生々しくて、
   つらかったです。

少女は卒業しない  朝井リョウ ★ 



高校最後の卒業式、7つのさよならの物語。

校舎取り壊しが決まっている高校、最後の卒業式の一日。少女7人が迎えるそれぞれの別れを、瑞々しく描く連作短編集。恋愛あり、友情あり、成長あり、ミステリ的仕掛けあり。青春の全てがここに!


少女は卒業しない

2012年3月発行 集英社 267p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

今日、わたしはさよならする。図書室の先生と。退学してしまった幼馴染と。生徒会の先輩と。部内公認で付き合ってるアイツと。放課後の音楽室と。ただひとり心許せる友達と。そして、ずっと抱えてきたこの想いとー。廃校が決まった地方の高校、最後の卒業式。少女たちが迎える、7つの別れと旅立ちの物語。恋愛、友情、将来の夢、後悔、成長、希望ー。青春のすべてを詰め込んだ、珠玉の連作短編集。

【目次】(「BOOK」データベースより)

エンドロールが始まる/屋上は青/在校生代表/寺田の足の甲はキャベツ/四拍子をもう一度/ふたりの背景/夜明けの中心

感想 

   うっわー!どストライク!!

   廃校が決まった高校の最後の卒業式で
   いろいろなものから卒業しようとする
   7人の少女の物語。

   少女たちの心の動き・決意が
   瑞々しくて哀しくてさびしくて
   潔くて格好良くてまぶしくて。

   かけがえのない彼女らの一日を堪能。

   タイトルが意味深だなぁ。
   読み終えて彼女らの未来を祝福し、
   応援したくなった。

   朝井リョウさんって男性だけれど、
   どうしてこんなに繊細に
   女の子の気持ちがかけるんだろう。天才?

   最初の「エンドロールが始まる」から凄くて、
   そこからずっと心奪われっぱなしでした。



もういちど生まれる  朝井リョウ ☆  



どこへでも行ける。何にでもなれる。けれど自由というものは、ときに、
僕らをしばりつけてしまう。日常にひそむ輝きが詰まった青春小説の決定版!

自分の力だけで生きていると胸を張って言えるわけではない。じゃあ、子どもかというと無知に振舞える年齢はとうに過ぎている。いちばん自由で、いちばん窮屈。恋や、将来の不安や、もてあまし気味の孤独の中で揺れ動く大学生5人とその仲間たち。彼らが踏み出す“最初の一歩”とは?日常にひそむ一瞬のきらめきが詰まった青春小説の決定版。


もういちど生まれる

2011年12月発行 幻冬舎 265p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

彼氏がいるのに、親友に想いを寄せられている。汐梨、平凡な日常と、特徴のない自分に飽き飽きしている。翔多、絵を通して、壊れた家族に向き合おうとする美大生。新、美人で器用な双子の姉にコンプレックスを抱く浪人生。梢、才能の限界を感じつつも、バイトをしながらダンス専門学校に通う。遙。あせりと不安を力に変えた5人が踏み出す“最初の一歩”。

【目次】(「BOOK」データベースより)

ひーちゃんは線香花火/燃えるスカートのあの子/僕は魔法が使えない/もういちど生まれる/破りたかったもののすべて

感想 

   登場人物の大学生たちがきらっきらしてる!

   『桐島、部活やめるってよ』の時も思ったけれど
   メジャーじゃない人間にも
   その人が主役の物語があるんだよ、という
   優しい眼差しを感じる。

   地味な大学生活も朝井さんの手にかかると輝きそう。
   大丈夫だよ、って言ってもらえそう。

   そして メジャー側にいる人たちにも
   それぞれの苦しさもあるんだよ、と
   声高に叫ぶことなく教えてくれる。

   大学が舞台の5つの短編。
   微妙なリンクが新たな視点を開いてくれて心地いい。
   短編それぞれの主人公は生き難さを抱えていて
   悶々としているなか、
   それぞれのとある転機で前を向いていけるようになる。

   その微妙な心の動きが痛々しくて、
   でもみずみずしくて、
   そして愛おしくてたまらないです。

星やどりの声  朝井リョウ ☆  



現役大学生作家が、学生生活最後の年に書き下ろす、奇跡の物語。
亡くなった父が残したもの……喫茶店、星型の天窓、絆、そして、奇跡。三男三女母ひとり。ささやかな一家が出会う、ひと夏の奇跡の物語。家族が家族を卒業するとき、父の残した奇跡が降り注ぐ……。


星やどりの声

2011年10月発行 角川書店 311p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

星になったお父さんが残してくれたものー喫茶店、ビーフシチュー、星型の天窓、絆、葛藤ーそして奇跡。東京ではない海の見える町。三男三女母ひとりの早坂家は、純喫茶「星やどり」を営んでいた。家族それぞれが、悩みや葛藤を抱えながらも、母の作るビーフシチューのやさしい香りに包まれた、おだやかな毎日を過ごしていたが…。

感想 

   はー、よかったです。
   読み終わってやさしい気持ちになれました。

   父親を亡くした三男三女と母親。
   ビーフシチューとコーヒーの美味しい海辺の町の喫茶店。
   本当にそんな家族とお店があるように思えました。

   エスパーな長女、へたれな長男、
   対照的な外見・性格の双子である次女・三女、
   へらへらしている次男、笑わない小学生の三男。
   そして献身的にお店を切り盛りする母。

   彼ら、彼女らがどのように変化をして
   お店はどのような結末を迎えるのか
   最初からは思いもつかないものでした。

   父親が逝ったことに対してのそれぞれの想いが
   次第にほぐれて
   お互いを思い合って未来へ向かう様が心地よいです。

   最後、これからどうやって収入を得るのか、という
   疑問は残りましたけれど(笑)。