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世界記憶コンクール  三木笙子    


世界記憶コンクール

2009年12月発行 東京創元社 227p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ある日萬朝報に載った『記憶に自信ある者求む』という求人広告。昔から見たものを瞬時に覚えてしまう力に長けた博一は、義父の勧めもあってその募集に応じ、見事採用となった。高い日給を受け取りながら、大学教授から記憶力の訓練を受けていた博一だが、あるときを境に急に教授と連絡が取れなくなり不安を覚える。そこで友人である高広に相談を持ちかけたところ、『赤髪連盟』に酷似したこの出来事に、礼が興味を示し─(表題作)。心優しき雑誌記者と美貌の天才絵師。ふたりの青年の出会いをはじめ、明治の世に生きる若者の姿を、人情味豊かに描いた四編を収録した短編集。好評“帝都探偵絵図”シリーズ第二弾。

【目次】(「BOOK」データベースより)

世界記憶コンクール/氷のような女/黄金の日々/生人形の涙

感想

   昨日読んだ「人魚は空に還る」の続編です。
   明治期の帝都・東京を舞台にした 
   人情溢れる探偵話。

   雑誌記者・高広と画家・礼のコンビが気に入っていたのですけれど
   今作では あまり礼が出てこなくて残念です。
   「腰の低いホームズと高飛車なワトソン」の活躍で
   事件を解決していくスタンスを貫いて欲しいな。

   あんまりみんながみんな探偵になっても・・・と
   思うのですけれど。

   でも しみじみとした味わいは健在。
   これからも続編が出るのが楽しみなシリーズです。
   
   
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