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お父さんと伊藤さん  中澤日菜子   



34歳の彩は「伊藤さん」という男性と暮している。彼はアルバイト生活をする54歳。夏のある日、彩のもとに兄から「お父さんを引き取ってくれないか」との連絡が。同棲中の彩は申し出を拒むが、74歳の父は身の回りの荷物を持って、部屋にやってきてしまった。「伊藤さん」の存在を知り驚く父。だが「この家に住む」と譲らない。その日から六畳と四畳半のボロアパートで3人のぎこちない共同生活が始まった。ところが父にはある重大な秘密が……。

お父さんと伊藤さん

お父さんと伊藤さん
著者:中澤日菜子
価格:1,512円(税込、送料込)
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2014年1月発行 講談社 279p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

娘と彼氏の狭い同棲部屋で始まったぎこちない共同生活。すれ違って生きてきた父と娘に心通じあえる日は?第8回小説現代長編新人賞受賞。誰にでも起こりうる家族問題を笑いと緊張の絶妙なタッチで描くデビュー作!

【感想】

   心に沁みる一冊。

   54歳の給食のおじさん・伊藤さんと
   34歳の書店バイト・彩が同棲している二間のアパートに
   74歳の彩の父親が移り住んできての顛末。

   家族だからこそ
   わずらわしいこと・分かり合えないこと・話せないことがあるんだな、
   ということが
   淡々とテンポよく
   少しコミカルに、
   でもぐっとくる印象的な文章がはさみこまれつつ
   描かれていて、
   すとんと胸におちる感じ。

   伊藤さんの飄々としたたたずまいが魅力的。

   この本が小説としてはデビュー作らしい。(小説現代長編新人賞受賞作) 
   今後の作品も楽しみです。

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