天に星 地に花 帚木蓬生
天に星 地に花 |
2014年8月発行 集英社 594p
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
久留米藩領井上村。大庄屋高松家の総領・甚八と弟の庄十郎は父に連れられ、数千と集まる百姓たちの姿を目の当たりにする。突然下った年貢の増徴と夫役。百姓たちの怒りに火がついたのだ。天地を揺るがすような一揆寸前、稲次因幡家老が百姓救済を申し出て、一揆は回避されるがー。時が経ち、甚八は家督を継ぎ、庄十郎は自らの病をきっかけに医師の道を志す。黄金色に輝く稲穂、田植え唄、雨乞い、火祭。筑後平野に息づく、さまざまな人生の哀歓を描きつくす感動長編。
【感想】
久留米藩の一揆の様子を
大庄屋の次男で医師になった庄十郎を主人公にして描く。
天候や悪政に左右される
百姓たちの過酷な様子がつらい。
そんななか、
「天に星 地に花 人に慈愛」を掲げる庄十郎の存在は救い。
彼にその言葉を授けた稲次家老に惚れる。
同じ帚木さんの『水神』とのリンクあり。
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- 水神(上) 帚木蓬生 (2012/01/10)
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- 日本の作家 帚木蓬生 |
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プロフィール
Author:うさぎ
2012年5月20日に
楽天ブログから
引っ越してきました。
2005年10月19日以降に
読んだ本の記録です。
大した感想は書いていません。
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