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つぼみ  宮下奈都  ★   



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つぼみ [ 宮下奈都 ]
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2017年8月発行 光文社 243p

【内容紹介】

話題作『スコーレ№4』の主人公麻子の妹・紗英、叔母・和歌子、父の元恋人・美奈子。それぞれがひたむきに花と向き合い葛藤するスピンオフ三編。(「手を挙げて」「まだまだ、」「あのひとの娘」)弟の晴彦は、高校を中退し勤めた会社もすぐに辞めて、アルバイトを転々とした後大検を受け、やっぱり働くと宣言して、いつもふらふらひらひらしている。不器用な弟と振り回される姉。そんな二人には、離婚した両親がまったく違って見えていた。(「晴れた日に生まれたこども」)どこかへ向かおうともがいている若き主人公たちの、みずみずしい世界のはじまり。凜としてたおやかに、6つのこれからの物語。

【感想】

   6つの物語。
   主人公は
   自分に懐疑的な女性、
   30年前好きだった男性の娘を前にした女性、
   自分の活ける花に自信が持てない女の子、
   ふらふらしている弟にいらいらする女性、
   母親を亡くしたばかりの男の子、
   友人の夫にそしてその友人に振り回される女性。

   その主人公たちが思い悩む姿にどきどきし、
   何かに気づき決意する姿にぞくぞくした。

   見過ごしがちな、気づかないふりをしがちな、
   そしてそれを抱え込んだら生きづらいような違和感を大切にしていて、
   はっとさせられる。

   主人公たちがこれから花開こうとする姿に、
   そんな違和感があってもいいんだよ、
   それがあるからいいんだよという気持ちにしてもらった。

   逆に、そいういうことに気がつかなきゃ、と背筋を伸ばされる。
   静かにふるいたたせられる一冊。

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