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雪の階  奥泉光   



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雪の階 (単行本) [ 奥泉 光 ]
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2018年2月発行 中央公論新社 608p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

昭和十年、春。数えで二十歳、女子学習院に通う笹宮惟佐子は、遺体で見つかった親友・寿子の死の真相を追い始める。調査を頼まれた新米カメラマンの牧村千代子は、寿子の足取りを辿り、東北本線に乗り込んだー。二人のヒロインの前に現れる、謎のドイツ人ピアニスト、革命を語る陸軍士官、裏世界の密偵。そして、疑惑に迫るたびに重なっていく不審な死。陰謀の中心はどこに?誰が寿子を殺めたのか?昭和十一年二月二十六日、銀世界の朝。惟佐子と千代子が目にした風景とはー。戦前昭和を舞台に描くミステリーロマン。

【感想】

   昭和10年、
   華族の、美形で頭の切れる令嬢が主人公。

   友人が心中したことに疑問を抱いた彼女が
   その真相を探る物語と、
   二・二六事件へと向かう時代の物語とが
   重層的に絡み合う読み応えたっぷりな格調高い一冊。

   文章も古風で流麗。内容にぴったり。

   主人公が囲碁が得意ということで、
   登場人物たちが彼女の周りで大きく動くのに
   彼女があくまでも冷静なのは、
   それになぞらえているのかなという印象。

   「日本に嫌な雲が広がりつつある」というあの時代の状況が、
   今につながるようで不安になる。

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