『クロック城』殺人事件 北山猛邦
『クロック城』殺人事件
『クロック城』殺人事件
ノベルス版 2002年3月発行 講談社 257p
文庫本版 2007年10月発行 講談社 418p
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
現在、過去、未来。別々の時を刻む三つの大時計を戴くクロック城。そこは人面樹が繁り、地下室に無数の顔が浮き出す異形の館。謎の鐘が鳴り響いた夜、礼拝室に首なし死体、眠り続ける美女の部屋には二つの生首が。行き来不能な状況で如何に惨劇は起こったか?世界の終焉を鮮烈に彩る衝撃のメフィスト賞受賞作。
感想
なんと「あれ」はこういうふうに使うためにあったのですね!
びっくりしました。
どれだけたくさんの人が死んでいるんだという「クロック城」。
笑っちゃうくらい突き抜けた仰々しさとおどろおどろしさが
かえって潔くて 面白かったです。
「世界の終焉」とか「見えない少女が見える」とか
「人面樹」とか「壁に浮き出る顔」とか・・・
同じ北山さんの「音野探偵」シリーズとは違う
非日常の中でのミステリーを楽しみました。
それにしても 文庫本の表紙は怖すぎ~です。
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- [2012/01/10 14:47]
- 日本の作家 北山猛邦 |
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