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ミーコの宝箱  森沢明夫   



ミーコの宝箱

ミーコの宝箱
著者:森沢明夫
価格:1,575円(税込、送料込)
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2013年9月発行 光文社 309p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

生まれてすぐに両親に捨てられ、祖父母に育てられたミーコの特技は、毎日、「小さな宝物」を見つけることー。孤独と不安のなかにも、一縷の希望を探し続けるミーコの半生を、祖父、同級生、教師、ボーイフレンド、そして愛する娘・幸子の視点で切り取った感涙のハートフル・ストーリー。

【感想】

   シングルマザーで介護士で
   ソフトSMの女王様であるミーコが過ごす
   7つのクリスマスイブ。

   なかなか強烈な主人公!って思ったけれど
   森沢さんらしい心優しいお話でした。

   毎日宝物探しをしているミーコは
   出会う人々を幸せにしていきます。

   ミーコのためを思って彼女に厳しくしてた
   おばあちゃんの真意が
   生きているうちにミーコに伝わっていたら、って
   思うけれど、
   きっと賢く優しく成長したミーコを
   あの世からみて嬉しく思ってるだろうな。
   うん。

大事なことほど小声でささやく  森沢明夫   



心の傷は、ぜーんぶ、ここに置いて帰りなさい。 生きることへの感謝を取り戻せる場所。その店に集う人々のくすぶっていた人生が、今生まれ変わる。

その階段を下りると、希望の扉が待っている。
生きることへの感謝と愛おしさを取り戻せる場所ーそこは奇跡のスナック「ひばり」。その店を経営するのは、2メートルを超えるマッチョなオカマのママ。規格外のカラダと愛と、痺れる言葉で、心に傷を抱えた人達の止まっていた時間が、静かな夜とともに動き出す。

大事なことほど小声でささやく

大事なことほど小声でささやく
著者:森沢明夫
価格:1,575円(税込、送料込)
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2013年5月発行 幻冬舎 331p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

駅前の寂れた通りの地下にある「スナックひばり」。そのママは身長2メートルを超えるマッチョなオカマ・通称ゴンママ。彼(彼女?)の周りに集まるのは、一癖も二癖もある「変わり者」ばかり。エロジジイ社長、金髪モヒカンの歯科医師、シャイで生意気な男子高生、謎のセクシー美女、うだつの上がらない中年サラリーマン…。いつもは愉快な彼らも、それぞれ人知れず心に傷を抱えていてー。心の垢を洗い流す感涙小説。

【感想】

   しみじみよかったー!

   マッチョなオカマママのスナックや
   ママが通うジムにやってくる人たちを描いた
   連作短編集。

   それぞれの悩みを
   ママやバーテンダーや仲間が
   ときほくぐしていってくれるのが、
   笑いあり人情あり涙ありで
   心にしみいります。
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ライアの祈り  森沢明夫   


『津軽百年食堂』に続く青森三部作完結編!

高倉健主演映画『あなたへ』の小説版が18万部で話題の森沢明夫最新作。今作品はベストセラー『津軽百年食堂』『青森ドロップキッカーズ』に続く青森三部作の完結編です。
青森県八戸で眼鏡店の店長を務める桃子はバツイチの35歳。弘前で100年続くそば屋の長女でもある。不幸な離婚を経験、恋に臆病になってからずいぶん経っている。そんなある日、人数合わせで誘われた飲み会で出会ったのは、何とも風采のあがらない考古学者だった。彼の手引きで遺跡の発掘に目覚めた桃子だったが……。
平成から遡ること遙か昔。縄文の村で暮らす若き狩人ライア。化け物のようなイノシシと果敢に戦い、決して弱音を吐かない勇者だ。心に「神の欠片」を持つライアは不思議な魔力を持つ愛犬ギンを従え、波乱の人生へと船出してゆく……。
平成と縄文の二つのドラマが感動のクライマックスへと読者を導いていきます。
現代人が忘れかけている温かくて懐かしい心と心の触れあいが今作品のテーマです。さらに青森の手つかずの自然、遺跡、そして思わずつばを飲み込む美味しい食べ物の数々。心が辛い今だからこそ読みたい、ハートウォーミングな傑作小説が誕生しました。

ライアの祈り

ライアの祈り
著者:森沢明夫
価格:1,575円(税込、送料込)
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2012年10月発行 小学館 335p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

35歳バツイチ。恋に臆病な桃子の前に現れたのは何とも不器用な考古学者。遙かな時を超えて愛の絆が甦る…。青森三部作完結編。

【感想】

   現代の八戸に生きる男女と
   縄文時代の男女とをリンクさせたロマンチックなお話。
   これは凄い力技だな~。

   いい人ばかり出てくるし、
   人生の幸せに対する考え方がまっとうで、
   ほんと 読んでいて優しく心地いい気分になれる。

   八戸の美味しいもの情報もいっぱい。

   ただ最後はパプアニューギニアじゃなく
   縄文時代の物語をもう一度読みたかったな。

   それとあの結末はな~。
   せっかく2人はわかりあえたんだから、
   あれがなくても桃子やその家族は幸せであった、っていう話の方が
   私は好き。

夏美のホタル  森沢明夫   


夏美のホタル

夏美のホタル
著者:森沢明夫
価格:1,680円(税込、送料込)
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2010年12月発行 角川書店 309p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

山奥に忘れられたようにぽつんとある、小さくて古びた一軒の店「たけ屋」と、そこで支え合うように暮らしている母子、ヤスばあちゃんと地蔵じいさん。ぼくと夏美は、夏休みの間ずっと「たけ屋」の離れで暮らしてみるーという、なんとも心躍る展開になったのだけれど…。誰かを想うこと誰かの幸せを願うこと。切なくて、あたたかい、心の故郷の物語。

【感想】

   慎吾と夏美がツーリングの途中で立ち寄った
   田舎のよろず屋。

   そこに暮らす年老いた母子や近所の子ども、仏師と出会い、
   そして豊かな自然に触れる中に、
   みんなの温かな心が流れていきます。

   悪い人が誰も出てこない、優しい、真直ぐな物語。

   地蔵さんの言葉がしみるなぁ。
   泣きました。

   タイトルは内容の一部しか表していないように
   思うのですが、どうでしょう。


虹の岬の喫茶店  森沢明夫 ☆   




虹の岬の喫茶店

2011年6月発行 幻冬舎 302p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

トンネルを抜けたら、ガードレールの切れ目をすぐ左折。雑草の生える荒地を進むと、小さな岬の先端に、ふいに喫茶店が現れる。そこには、とびきりおいしいコーヒーとお客さんの人生にそっと寄り添うような音楽を選曲してくれるおばあさんがいた。彼女は一人で喫茶店を切り盛りしながら、ときおり窓から海を眺め、何かを待ち続けていた。その喫茶店に引き寄せられるように集まる人々-妻をなくしたばかりの夫と幼い娘、卒業後の進路に悩む男子大学生、やむにやまれぬ事情で喫茶店へ盗みに入った泥棒などー心に傷を抱えた彼らの人生は、その喫茶店とおばあさんとの出逢いで、変化し始める。心がやわらかさを取り戻す、感涙の長編小説。

感想 

   小さな岬にある喫茶店。
   そこには美味しいコーヒーと
   客に合った音楽と
   足の悪い犬と素敵な女主人と
   何よりも居心地のよい雰囲気がある。
   やってくる人をやさしく包み、前へと進ませてくれる。
   読者もゆったりとした時間に包まれる一冊。

   やってきた客は妻をなくしたばかりの夫とその幼い娘。
   就活中の大学生。
   仕事も家庭もなくした中年男性。
   遠い土地へ転勤する初老男性。
   若い頃友人と仲違いしたままの40代男性。
   短編をつないであるので、
   それぞれのその後が読めるのもうれしい。

   女主人の悦子さんが
   私には何の曲を選んでくれるかな~と
   想像するのも楽しい。
   岬から海にかかる虹も見てみたいな。

津軽百年食堂  森沢明夫 




津軽百年食堂

単行本版 2009年3月発行 小学館 333p
文庫本版 2011年1月発行 小学館 349p

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ふるさと「弘前」を離れ、孤独な都会の底に沈むように暮らしていた陽一と七海。ふたりは運命に導かれるように出逢い、惹かれ合うが、やがて故郷の空へとそれぞれの切なる憶いをつのらせていく。一方、明治時代の津軽でひっそりと育まれた、賢治とトヨの清らかな恋は、いつしか遠い未来に向けた無垢なる「憶い」へと昇華されていき…。桜の花びら舞う津軽の地で、百年の刻を超え、永々と受け継がれていく“心”が咲かせた、美しい奇跡と感動の人間物語。

感想

   口下手で自分の気持ちを伝えるのは苦手だけれど
   心は温かい人々が紡ぐ温かい物語。
   
   津軽蕎麦のお店が舞台。
   初代、三代目、四代目が登場人物。
   (二代目は話の中で触れられます)
   その大森家の人たちが素敵です。

   四代目の彼女である
   写真家を目指す女性・七海がまっすぐで可愛らしい。
   はっきり言うタイプの登場人物もいて
   いいアクセントになってます。

   家族や家業や自分の将来について、
   束縛されているのかな 、とか、自由に生きたいな、とか
   いろいろ考えるけれど、
   最終的にはお互いを思いあって
   最善の道を選べる、
   そんな関係が続いている
   大森食堂のお蕎麦を食べてみたいです。

   弘前公園の夜桜も見に行かねば!